ご挨拶

 私は、堤マンション管理士事務所代表の堤雅夫と申します。

 私は、ホテルマンとして30数年サービス業界に携わってまいりました。その後、大手管理会社で理事会運営のサポート、居住者様のご要望等に対応して参りました。その様な経験から、理事会様や居住者様もゲストであると考えると、ホテルも管理会社も同じサービス業だと考えるに至りました。ただし、ホテルは一期一会の出会いでありますが、マンションには居住者様がそこにお住まいになっていますのでより深い関係になるのは言うまでもありません。一方、サービス業として共通していることは、お客様の要望や抱えている問題をいち早く察知し、的確な解決策を提示し実行に移すということであります。

 当事務所は、依頼主である管理組合様のご要望や問題にいち早く対応し解決を目指すことを第一義として運営しております。

 マンションが本格的に普及してから半世紀近くを経て、マンションを取り巻く状況は大きく変化しております。居住者の高齢化、賃貸住戸及び空き住戸の増加、管理費の滞納による費用不足等の問題が顕在化しています。その様な状況のなかでマンションの長寿化を目指すのか、建替え、はたまた敷地売却を選択するのか、意思決定における合意形成の難しさは、法律改正により以前より決議要件は緩和されたといえども非常に困難な作業となります。合意形成を得る上で不可欠なのは、コミュニケーションです。コミュニケーションをとるためには、相手のお話しをよく聞き、分かりやすい言葉で何度でも説明し、納得いただけることが重要です。当事務所は、居住者様向けの説明会を重視しています。

 また、マンション管理の重要なポイントの一つとして、長期的な視野にたって修繕計画を定め実行することが上げられます。しかしながら、修繕積立金が十分にあり修繕が計画通りに進んでいるというマンションは数少ないのが現状です。約15年程度で実施する大規模修繕工事には多額の費用がかかります。修繕積立金が不足しているからといって先送りにすれば、財産としての価値は急激に低下します。では、どうすればいいのか、悩んでいる管理組合様は多いのではないでしょうか。この様なケースでは、住宅金融支援機構の「マンションすまい・る債」を利用して資金を借りるという手もあります。借入れにあたってはいくつかの条件がありますが、越えられないような条件ではありません。

 お住まいのマンションの未来のために、一緒に知恵を絞り、汗をかきましょう。

堤マンション管理士事務所
代表 堤 雅夫